ゆっきーのダブルバトル日記

ポケモンダブルの話します、たまに関係ない話もします

【ポケモン剣盾ダブル】日本一決定戦瞬間60位、ズルズキン入り晴れブリムオン

みなさま日本一決定戦予選お疲れ様でした。私は今回は暑さにやられてしまい15戦でドロップアウトというかたちになってしまいましたが、勝率8割で瞬間60位を記録した構築を紹介します。ズルズキン入り晴れブリムオンです。


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・構築までの経緯

私は普段雨を主軸にしたパーティを使ってるんですね。ある日、いつものようにランクバトルに潜っていたんですよ。マッチングした相手は晴れ構築の使い手でした。基本的に晴れには強く出れる構築のつもりだったのですが…


フシギバナ、強くね?」


初見のようりょくそフシギバナにボコボコにされました。これ今の構築じゃ勝つの無理じゃね?と。
そして私は対策を考えるときはまず自分で握ってみて弱点を実感するタイプなので、それ込みで初めて晴れ構築に着手することにしました。


フシギバナキュウコンが完成した頃、ちょうどDLC第1弾の鎧の孤島がリリースされました。友人もダブルに復帰し、さっそくフレ戦をと言うことで戦ったんですよ。


「イエッサン、強くね?」


初見のイエッサンのワイドフォース(以下ワイフォ)に自慢の雨構築が半壊させられました、それはもう盛大に。
これはまずいなと、今のままでは勝てないなと。さっそく私もイエッサンを作りました。

イエッサンを作って使ってみて感じたことは、イエッサンが強いと言うよりはワイフォが強いと言うこと。そしてこのわざは日本一決定戦で大流行するだろうなということでした。ワイフォを最大限に利用できるポケモン…そう考えたときに、私はこのわざを習得できる中で一番とくこうの種族値が高いブリムオンに着目しました。後にも書きますが、この思いつきは環境的に大正解でした。

ブリムオンを活かすためトリックルーム(以下トリル)を使用した構築、S1で流行ったイエッサン+ブリムオン(以下イエブリ)の構築に自分の慣れ親しんだ天候変化のギミックを織り混ぜ、今シーズン風にアレンジすることにしました。
まずは天候構築の中で最も対策方法がわからなかったフシギバナを採用し、晴れ始動役はトリルと相性のいいコータスに変更しました。これにより、トリル発動下ではコータスが、それ以外の盤面ではフシギバナがそれぞれ暴れ散らす動きができるようになりました。

残りの2枠について、私のよく使うもう一つのギミックである威嚇を入れようと考えました。この枠はワイフォの通りが悪い相手に対して選出したい枠でもあるので、エスパー無効の悪タイプに強いポケモンが望ましく、もっと欲を張ると相手のワイフォ持ちにも強く出れるポケモンが欲しかったのです。そんな都合のいいポケモンが…







呼んだ?
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5枠目が決まりました。残りの1枠は悩みに悩んだのですが、持ち前のゴーストタイプとおにびにより流行りのエースバーンに強く出ることができ、トリル始動要員にもなってくれるサマヨールにしました。

・個別解説

・ブリムオン(キョダイ個体)

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冷静 164-X-115-188-124-34

イエブリ構築の大暴れ担当、選出率は99%!イエッサンのサポートの下で華麗にトリルを決め、ダイサイコとキョダイテンバツで場を掻き乱す狂戦士。ダイマックス率8割。

フレ戦で試し撃ちしたところワイフォの威力に物足りなさを感じてしまったので、持ち物はまがったスプーン。

わざはワイドフォース、マジカルシャイントリックルーム、残り1枠はトリル終了時に後発のフシギバナに繋ぐダイバーンを想定しマジカルフレイムに。


今どきブリムオンはどうなんだと大会直前に不安になっていましたが、蓋を開けるとほとんどのトレーナーがワイフォを警戒して悪タイプを採用していたため、キョダイテンバツが面白いくらい通る。トリル発動に成功したらそのまま暴れてゲームエンドまでみたいな回が何度もあり、自身のワイフォも申し分のない威力でした。好き。

・イエッサン(♀)

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臆病 146-X-85-147-125-150

イエブリ構築の注目の的担当、選出率は9割。ブリムオンに悪い虫が寄り付かないように人差し指で援護するぞ!隠し持ったワイフォにも注目だ!トリル未発動での戦いも想定して性格は臆病に。でもほとんど意味なかったので冷静HCでもいいかも。

身体も耐久もふわふわなため、持ち物はきあいのタスキに。ダブルは1ターンに2回攻撃が飛んでくるからね。

わざはこのゆびとまれ、てだすけ、しんぴのまもりと仕込み刀のワイドフォースにしたが、基本的にはこのゆびとてだすけしか使わないまま沈む。


特性によってサイコフィールドをすぐ発動できるため、先制わざを持ったエースバーンを牽制したり隣のブリムオンの火力を底上げしたりと大奮闘。このゆびの支援力もすごい。この構築の母親的存在。

コータス

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冷静 177-X-161-150-90-22

本構築の晴れ担当、選出率は8割弱。天候を奪うお仕事と、ふんかで相手の場を乱すお仕事を受け持っているぞ。

持ち物はこだわりメガネ、正直威力が過剰だったのでたつじんのおびとか別のものでよかったかもしれない。

わざはふんか、後出しでHPが減っているとき想定のねっぷう、バンギラス+ドリュウズの並びやストリンダーに強いだいちのちから、みずタイプを牽制するソーラービーム


ブリムオンの魔の手から逃れたポケモンを殲滅するために採用された第二の刺客。晴れ下でのメガネふんかは圧巻だが、効く相手には効きすぎるし効かない相手には少しも効かない、加減のできない不器用な子。

フシギバナ

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控えめ 181-X-103-167-120-107

本構築の後始末担当、選出率は2割とひかえめ。ダイマックス率1割。トリルが切れたあとの惨状を華麗に掃除する。キョダイ個体は今回の大会には参加できないから注意だぞ!(1敗)

掃除役が火力不足では困るので、持ち物は柔軟に対応できるいのちのたまを。

わざはタイプ一致わざであるエナジーボールヘドロばくだんダイマックス時に特殊耐久を上げられる地面わざであるだいちのちから、残り1枠は晴れ時に炎わざになるウェザーボールをナットレイ対策として採用。


めちゃつよ!と思ってたけどイエブリとは微妙に相性がよくなかった。イエブリで厳しい相手はフシギバナではなくズルズキンをぶつけたほうが都合がいい場面が大半だったのである。来シーズンからはキョダイ個体の使用が可能になるのでそれに期待がかかる1匹。

ズルズキン

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勇敢 172-142-136-X-135-63

エースバーンやバンギラス+ドリュウズの並びに後出しが利く威嚇持ち、相手のワイドフォースを無効化できる悪タイプ、ダイマックスバンギラスの攻撃を耐えて後攻ドレインパンチでHPを吸い尽くす高水準の格闘タイプという三種の神器を兼ね備えた神のポケモン。選出率は9割↑、ダイマックス率2割。

持ち物はイエブリ構築で相手にしにくい対バンギラス戦を想定し、207-131バンギラスを確定1発で持っていくくろおびに。

わざはダブル御用達のねこだまし、前述のドレインパンチズルズキンを見て甘えてニンフィアを出してくる輩用にじごくづき、トリル下でエルフーン他フェアリータイプ御一行様に致命傷を与えるどくづきを採用。


ワイドフォース環境を警戒し悪タイプを採用していたたくさんのトレーナーたちをカモにして撃墜数を稼ぐ姿はまるで悪魔のよう、とても頼もしい。アシレーヌをぶつけてくるのだけはやめてください。

サマヨール

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呑気 147-90-200-X-151-27

本構築のお見合い画面での威圧担当、実際の選出率は1%であるが、相手の選出を大きく歪ませることができる。(たぶん)

持ち物はしんかのきせき

わざはかげうち、おにび、いたみわけ、トリックルーム


ほとんど選出していないので語ることがないです。口のモコモコしたところ可愛くてすき。

・基本選出と立ち回り

・vsスタンダード
前)イエッサン+ブリムオン
後)コータスorズルズキンor両方(+フシギバナ)

このゆびとまれ+トリックルームで場を制圧、その後ブリムオンにダイマックスを切ってダイサイコとキョダイテンバツで相手の主力を1体ずつ落としていきます。イエッサンは初ターンで落ちることも多いので、後発のコータスズルズキンを上手く相手にぶつけましょう。


・トリル構築or鈍足が多い場合
前)フシギバナ+イエッサン
後)コータス+ズルズキンorブリムオン

トリルを発動しなくても抜ける盤面の場合、上から攻める動きにシフトします。ワイフォとフシギバナでガンガン押しましょう。高速アタッカーと対面した場合はイエッサンをコータスに退き、ようりょくそを発動させ暴れながら後発のイエブリで後処理をします。


・相手にジュラルドンが入っている場合
前)ズルズキン+ブリムオン
後)イエッサンorコータスor両方(+フシギバナ)

ジュラルドンは特性のすじがねいりによりこのゆびとまれを無視して行動してきます。ズルズキンねこだましを入れ相手の行動数を少しでも減らしてトリルを発動させましょう。返しのターンにジュラルドンにキョダイテンバツorドレインパンチを当てることで処理できます。先発でジュラルドンが出てこなかった場合はズルズキンはイエッサンに退くのも手です。ただしサイコフィールドを展開するとねこだましが使用できなくなるので注意。


・相手がバンギラス+ドリュウズの場合
前)イエッサン+ブリムオン
後)ズルズキン+コータスorフシギバナ

バンギラス+ドリュウズの並びはイエブリでは処理しきれないことが大半です。このゆびトリルを成功させたら、イエッサンの生死に関わらずイエッサン側はズルズキンに交代しましょう。バンギラスへはキョダイテンバツが効果抜群ですが、バンギラスは弱点保険に加入されている場合が多いので無理は禁物。場が整ってからズルズキンドレインパンチorダイナックルで安全に処理しましょう。ズルズキンの威嚇でA1段階ダウンしたドリュウズは、手が足りない場合は放置です。


・相手がガオガエン+アシレーヌの場合
前)コータス+フシギバナ
後)ズルズキン+イエッサンorブリムオン
降参しましょう。この構築では重すぎます。
ようりょくそを駆使してなんとか先にアシレーヌを始末しておきたいところです、ガオガエンの退き先をなくすことで後発のズルズキンのいかくにより勝利の可能性が生まれます。しかしながら、よほど選出が噛み合ってないかぎり勝ち目はほぼありません。

・感想と改善点

ブリムオンはトリルが使えてワイフォを高威力のタイプ一致で撃て、さらに不利な悪タイプを等倍に持ち込むフェアリータイプということで、環境にとても合っていたと思います。流行っていたエースバーンやドラパルト、バンギラス+ドリュウズなど、あらゆる構築に対して有利に戦いを進められていたと感じました。フィールドを変えないキョダイテンバツも相性バツグン!

改善点はやはり天候の部分でしょうか、トリルの展開ターン数に対してフシギバナのようりょくそが噛み合ってないと感じる場面が多かったです。アシレーヌが重かったこともあるので、よびみずマラカッチなどの鈍足草タイプも一考の余地があると考えました。サマヨールは選出機会があまりにもなかったので、キュウコンにして晴れ始動役2枚体勢なども試してみようと思います。

あと今回のMVPは間違いなくズルズキンだったと思います。威嚇と格闘タイプが刺さる構築がたくさん見受けられたうえ、ワイフォを無力化できる悪タイプ混合は強い!ズルズキンが勝因だった対戦が15戦中8戦はありました。(でも使ってる人私以外に見たことはない。)
今回は体調が災いし最後まで戦いきれませんでしたが、予選突破を目指せるポテンシャルはあったように思いますのでまた次の機会があればがんばりたいですね。

まもるを採用していない理由や天候構築の立ち回りなどはいずれ書ける機会が来たときに話します。ランクバトルのシーズンも終盤ですが、レンタルコードも上記画像に載せておきましたのでよければ使ってみてください。